始業式〜上級生に期待すること

最上級生となった3年生,中堅学年となった2年生は,昨年以上に自分自身に期待する気持ちが大きくなっているのではないかと思います。部活動のこと,勉強や進路のこと,行事のことなどに思いが巡っていることでしょう。どうかその夢や目標を実現させるためにどうするかを,自分の言葉で語ってください。そこに魂を込めて物事に取り組んでください。結果はどうであれ,その過程に皆さんの成長があるのだと思います。

特に1学期は,みんなで取り組む行事や活動が目白押しです。みんなの力を束ねるには,言葉の力が必要です。それを鍛えるには,人前で自分の考えをしっかり述べることです。その理由や根拠も丁寧に説明することです。「私はこう思います。それはこういう理由です。だからこうしたいのです。」そういった話し方を心がければ,互いの思いや考えをよりよく理解し合うことができます。それがコミュニケーションの基本です。互いの視点や立場がわかれば,大事だと思うことは人によって違うことがあることも,受け入れることができるでしょう。それは自ずと互いを尊重し合う態度につながります。

ただし,無理強いはしないことです。p4cのルールにもありますね。話したくない時はパスできます。話せなくても一緒に考えていることが分かれば,仲間の一人として受け入れられます。だから,互いの表情をよく見みながら,相手を受け止めましょう。そうすれば,誰もがそこに安心していられるようになります。そうやってみんなの心がつながれば,紫波三中は行事でも,部活動でも,素敵な力を発揮するのではないでしょうか。 言葉は心の表れです。自分の話したことに責任を持ち,行動にもつなげていって欲しいと思います。そうやって自分で考え行動する上級生は,きっと下級生から尊敬の眼差しで見られることでしょう。そんな2・3年生の皆さんのこれからのリーダーシップに大いに期待しています。