前期生徒総会が開かれました

昨日,嬉しいお電話が学校に入りました。あづま幼稚園の園長先生が,「園の外でお花の水やりをしていたら,自転車で下校中の中学生が,結構遠くから大きな声で『さようなら』と声をかけてくれて,とても嬉しかった。」とおっしゃっていました。私はそれを聞いて,きっと上平沢の1年生かなと直感しました。去年,小学6年生だった頃から,朝の挨拶がとても元気で素敵だったからです。昨日のことですから,きっと「私のことかな」と思っている人がいると思います。生徒総会の場を借りて,園長先生の気持ちを伝えました。これからも変わらぬ元気な挨拶を続けて,それに続く人がどんどん増えていけばいいなと思います。
さて,挨拶は紫波三中生徒会の具体目標の一つです。そこで私は,標語をつくってみました。

「あいさつは あかるい元気の おすそわけ」
 (良い標語ができたと思うのですが,どうでしょう?)

教室にも,そろそろ学級目標が掲示される頃です。みんなで大切にしたいことには,誰もが共感できる魅力とパワーのある言葉を選んでほしいと思います。今日の生徒総会でも,今年度のスローガンが提案されました。「飛翔」という短い言葉に込めた意味や願いに,生徒たちの心が響き,互いに高め合う一年になれば良いと思います。私も紫波三中の今年のキャッチフレーズをつくり,校報や学校ウェブサイトに掲げるようになりました。「伝え合い 響き合い 高め合う亅です。授業でも,学級や学年でも,行事でも,そんなふうにできる学校にしたいと考えています。 より良い学校にするために何をどうすればよいかという問いの答えは,一つではありません。4月の生徒総会は,それをみんなで考え,決めたことを実践していくスタートの日です。紫波三中の生徒会活動で,「未来は今よりもより良くなると信じ,世界をより良くすることに熱心な人が育ってほしい」と思っています。

盛岡市内一周継走大会

県下では最も大きな駅伝大会に,今年も中学生から大人まで大勢の選手たちが集まり,それぞれの目標とゴールを目指して走りました。
私はいつも,ゴールまであと少しの場所,スタジアムに入る直前の場所で選手たちを応援します。最後の頑張りが見られるところです。
走姿顕心・・・走る姿にその人の心が顕れます。年齢や性別,体格やフォーム,スピードは人それぞれですが,あと少しと頑張る姿に心動かされます。
この日,抜けるような青空の下で,走った人もサポートした人も応援した人も,みんな清々しい気持ちになったような気がします。頑張っていた全てのみなさん,どうもありがとう。

デザイン 鷹觜なるみ
大会当日 応援ロードに飾られた応援ボード(デザイン 鷹觜なるみ)

記録

女子

第1走 小田中第2走 工藤第3走 佐々木第4走 髙橋記録
(順位)
15分14秒
区間73位
15分29秒
区間68位
15分56秒
区間66位
15分11秒
区間44位
1時間1分50秒
(67位)

男子

第1走 齊藤第2走 松本第3走 西田第4走 伊藤第5走 鷹木記録
(順位)
13分13秒
区間73位
12分02秒
区間40位
13分38秒
区間83位
12分52秒
区間51位
12分58秒
区間58位
1時間4分43秒
(68位)

盛岡市内一周継走大会激励会

盛岡市内一周継走大会激励会

長距離走に挑む選手の皆さんに,マラソン世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ選手(ケニア)の言葉を紹介しました。

マラソンを走るために最も必要な要素とは?

「情熱を持つこと。継続的にトレーニングをすること。そして、しっかりとした自己管理をして、シンプルな生活を送ることです。」

陸上に限らず言えることですね。

「もしレースで成功したければ、毎日の練習の中でも成功するという信念を持たなくてはいけません。」

運動会や中総体に向かう私たちのヒントになる大事なことです。

「マラソンは人生と同じです。ハッピーになりたければ、人生を楽しまなくてはいけない。だから、私は笑顔で走ることを楽しむのです。」

勉強も部活も楽しむ。挑戦の過程を楽しむ気持ちが,自分を後押ししてくれます。

「それでも、レース中にはいろんな問題が起こるし、あらゆるところに痛みを感じます。ただ、それは永遠に続くものではありません。必ず終わりがあります。だから、私はそれを受け入れるのです。痛みを乗り越えるのも挑戦のひとつです。」

挑戦に壁はつきものです。それを超えてこそ成長があります。

マラソンの公式世界記録は,2時間1分39秒。彼は今も,2時間切りを目指して走り続けています。

みなさんも、目標を持って挑戦してください。

祝 入学!新入生33名へのメッセージ

中学生になった皆さんに期待することは,「伝え合うこと」「響き合うこと」「高め合うこと」です。世の中にはいろんな人がいて,それぞれが異なる考えや価値観を持っています。自分の当たり前や普通が,他の誰にも通用するとは限りません。そんな人たちとコミュニケーションするには,まずお互いに考え感じたことを「伝え合う」ことが必要になります。そこでより良く分り合うことができれば,他の人と心が「響き合う」という素晴らしい経験ができるかもしれません。そういう仲間と知恵と力を合わせて目標に向かっていく日々が,お互いを「高め合う」ことになっていくのだと思います。 紫波西学園となった西の杜小学校と紫波第三中学校は,探究の対話(p4c)によるお互いの信頼感・安心感を土台に,「伝え合い 響き合い 高め合う」授業に取り組み始めました。それは,心がつながる学びです。日本中,そして世界中の人とつながることができる人を育む学びです。現在,世界には約78億もの人々が住んでいます。皆さんが生きる世界は,これから先,どんどん広がっていきます。だからこそ,これまで一緒に育ってきた友達と過ごすこの三年間のうちに,互いに思いや考えを伝え合い,響き合い,高め合う学びを重ねるのです。そうすれば,どこへいっても新たなつながりをつくり,自分らしく生きていくための力がつくと思うのです。そうやって中学校の3年間を過ごし,より良い未来を創る力をつけて,世界に羽ばたいていくことを願っています。

始業式〜上級生に期待すること

最上級生となった3年生,中堅学年となった2年生は,昨年以上に自分自身に期待する気持ちが大きくなっているのではないかと思います。部活動のこと,勉強や進路のこと,行事のことなどに思いが巡っていることでしょう。どうかその夢や目標を実現させるためにどうするかを,自分の言葉で語ってください。そこに魂を込めて物事に取り組んでください。結果はどうであれ,その過程に皆さんの成長があるのだと思います。

特に1学期は,みんなで取り組む行事や活動が目白押しです。みんなの力を束ねるには,言葉の力が必要です。それを鍛えるには,人前で自分の考えをしっかり述べることです。その理由や根拠も丁寧に説明することです。「私はこう思います。それはこういう理由です。だからこうしたいのです。」そういった話し方を心がければ,互いの思いや考えをよりよく理解し合うことができます。それがコミュニケーションの基本です。互いの視点や立場がわかれば,大事だと思うことは人によって違うことがあることも,受け入れることができるでしょう。それは自ずと互いを尊重し合う態度につながります。

ただし,無理強いはしないことです。p4cのルールにもありますね。話したくない時はパスできます。話せなくても一緒に考えていることが分かれば,仲間の一人として受け入れられます。だから,互いの表情をよく見みながら,相手を受け止めましょう。そうすれば,誰もがそこに安心していられるようになります。そうやってみんなの心がつながれば,紫波三中は行事でも,部活動でも,素敵な力を発揮するのではないでしょうか。 言葉は心の表れです。自分の話したことに責任を持ち,行動にもつなげていって欲しいと思います。そうやって自分で考え行動する上級生は,きっと下級生から尊敬の眼差しで見られることでしょう。そんな2・3年生の皆さんのこれからのリーダーシップに大いに期待しています。